「しゃーろっきあん」終演
「東京ノ温度」第8回公演『しゃーろっきあん』日曜に無事終演しました。応援頂いた皆様ありがとうございました。
この集まりには今回3回目の参加だったので、以前共演したメンバーとの再会やら、初参加のメンバーに刺激を受けたりの濃い時間を過ごしました。
シャーロック・ホームズに憧れる駆け出しの探偵が事件を解決する中で起きるミステリータッチのドタバタコメディ。
私の役は、古いお屋敷に住み、外国人の夫を持つジェームズ・多賀子という依頼人。突如持ち上がった屋敷の売却話の謎解明を探偵さんに依頼します。今回は、自分から何か可笑しな事をするというより周りで起きる出来事に翻弄される役。なので必死に反応する結果、可笑しな勘違いをしたり、目眩で倒れてしまったり(笑)封印してた過去と向き合って許せなかった父親を許すという、変化のある役。お客さんが何か受け取ってくれた時は、役者って幸せだなぁとしみじみ。こういう役は、いつも頂ける訳ではないので、続けて行く中でたまたま頂いたギフトだなぁと思いながら、演じてました。
主宰の川島さんは、前の公演からのインターバル約二週間でこの台本書き上げたという。どんな脳内してるんだろう(尊敬)
娘の瑞穂役のせとうちゃんがくれた美白効果効いた写真(笑)
後半で明かされる、実は姪だった村山清美役の三浦さきちゃん。これもアプリが(笑)
栗山さん役の麻里央さんと。背の高さとダイナミックさが憧れ。
実は黒幕だった上原不動産の珠代さん役の奈緒美ちゃんと。滑舌綺麗なのに普段はダンサーさんだというから驚き!天は二物も三物も与えるのだなぁ。後ろに主役のいつみちやんが写り込んでいます(^^)
出演者全員紹介したいけど、今日のところは初共演の方を中心に書いてみました(^_-)
皆さま本当にありがとうございました!
短編連続ドラマ
3月から自主制作の短編映像作品に関わっています(^-^)
2週に一本ほどのペースで撮っていて、今週も撮影がありました。
演劇と違って映像は、稽古の時間が僅かなので、集中力、瞬発力、柔軟性、瞬間記憶力、即興力などが求められます。あ、あと何よりリアルな感覚ですね。
終わると毎回グッタリ(^_^;)
でも、毎回とても楽しくてワクワクして、素敵な監督や仲間達と創っていて幸せです。有難や〜。
写真は今週に撮影した回に関わってたメンバー。他にも、今回出ていない魅力的な仲間がいます。
まとまって仕上がったらホームページなどで公開される予定ですので、またお知らせします(^^)
再会の季節①霧島篇
またもや更新滞ったまま、4月も終わってしまう(;'∀')
このしばらくの間は、素敵な再会が続いて書くことがありすぎたんです。
まず、3月に九州に旅行してきました!
実はワタシ、20代の頃に数年間寮生活をしていた時期があって、その頃の友人が何人か九州に住んでいるんです。
その友人のひとり、熊本のMさんが「3月に東京に行く予定だったんだけど都合つかなくて諦めたわ」と残念そうにLINEしてきたので、「あ、じゃ私が会いにいこうか~なんてねっ」と冗談交じりに返してみたら、「いつ来れる?飛行機取れた?早くした方が安いよ~!!」と猛烈プッシュ(笑)
あれよあれよと仕事の都合もつき、2泊3日で行けるかも!という状況になった。この時点でまだ若干迷っていた私に、「ごめん、金曜はこっちが仕事抜けらないから、鹿児島のKちゃんち行って泊めて貰うといいよ!」と勝手にツアーコーディネートですっ。
「さすがにKちゃんとは20年くらい会ってないし連絡もほぼ取ってないし、悪いよ。旦那さんもいらっしゃるし~。」という私の遠慮めいた発言はまるで無視され、翌日には鹿児島の友人から「いつ来る?何時の便?もちろん泊まっていいよ」と連絡(笑)。
いやいや、凄すぎるでしょ、あなたたち!もう行くしかないと私も腹をくくり格安チケットのサイトへ。演劇を始めて以来、それらに付随すること以外の欲求はかなり控えつつ生きていたのですが、たまには、心に栄養だよね、と言い聞かせてポチッ。
でも最近すごく安く行けるようになってるのですね、驚きました。
さて当日、久々の飛行機にすっかり舞い上がり、窓に張り付いたまま(子供かよ)
早起きで寝不足のまま鹿児島空港へ。
空港には、20年来の友達が昔の面影のまま待っていてくれました。懐かしい!
そのまま彼女の車で城山公園へ。桜島を見ながら、ちょうど満開の桜を愛でつつ、お手製のお弁当をご馳走になるという、おもてなしを受ける。本当に、良き友がいて幸せ者ですね。
その後は霧島神宮でご神木を見て心を清め、近くの足湯でリラックス。夜は、仕事帰りのご主人と三人で鹿児島名物の豚しゃぶをご馳走になりました。
その間も話は途切れることなく続いていたのですが、夜も更けて、名物の灰汁巻きというお菓子を頂きつつ、やはり話題に出てきたのが、最近読んだ本の話。
もともと彼女も私も本が好きで、昔はよく読書した本についてお互いに話したりしていたのです。彼女はそこが全く衰えてなくて。読書ノートを引っ張り出して語りつつ、おすすめの作家や本をメモしてくれました。
最近の作家さんの本はあまり読んでなかったのだけど、東京戻ってから5冊めですよ。面白いのすすめてくれてありがとう。ほんとにKちゃんのおかげだよ。
沢山の栄養と刺激貰いました。
そして翌日はMさんの待つ熊本へ。
まだまだ長くなるので、続きはまた次回に(^^)//
新春青春シャンソンショー
新しい年が始まって早くも20日。
だんだん新年モードも落ち着き、普段の感覚になってきました、いやちょっと待て、今年の目標もまともに考えてないではないか(^_^;)
忘れないうちにいくつか挙げておこう。
大きな目標は、「俳優としての自分を磨く」中で「素敵な作品を届けること」は今年も変わりなくて。
その上で、もう少し具体的な目標。
1、身体をもう少し鍛える
2、感性を刺激するものに触れる
3、友人、知人と交流する時間増やす
4、読書増やす
まずは、こんな感じかな。うーむー何かが足りないような( ・∇・)
ま、とりあえず、今月はフットワーク軽く動いております。
俳優仲間の通常稽古にお邪魔して刺激もらったり、スピーチセミナーの勉強会で、またやる気になったり。
新宿御苑をゆっくり歩いたり、友人達総出のビートルズ三昧のライブ行って、大勢の友達と再会したり。
あと、先日は落語に行きました!立川志らくさんのお弟子さん、らく次さんの真打昇進披露会。
兄弟子さん達の短めの落語や珍しいゲストさんの演目もついて、大トリは、らく次さん。偶然にも昨年、結城座の人形劇で観てたのと同じ、「文七元結」という江戸の人情噺。登場人物10人以上を独りで演じ分ける落語ってやっぱり凄いよね。枕から本編に入る時の空気の変化、演じ分ける身体の感覚の変化、スピード、芸術的です。師匠の口上によると、らく次さんは、とても骨太で若手では上手い方だそう。その上で、弾んだ面白さや魅力は、これから、まだまだ、なのですって。
芝居やっててもそうだよね、基本があってこその崩す、弾ける、でもあるし、整然と役の設定を通そうとしたら、面白くなくなる事もあるし。
昨日は「東京ノ温度」でお世話になってる川島さん出演の芝居観てきました。「東京マカリスター 」さんの公演です。こちらは、主宰作家の井上テテさんの当日パンフ文曰く、ある意味若かったからこそ書けた世界だそうです。おそらく戯曲の構成云々とか、シナリオとはこうあるべき、とか、そういう事は抜きにして、極端な登場人物達の設定、非日常的な展開がビシバシ続く。それでいて現代社会のリアルな部分も風刺も含まれてて、面白かった。
教わったり勉強したり、も必要だけど、直感や型破りの感覚も必要だよね。
私も歳重ねたからこそ、開き直って出来ることに挑戦したいと思った。ので、目標にも追加しとこう。
5、苦手なこと、コワイこと、恥ずかしい事に勇気を出して挑戦する。(小学生みたいだな(笑)
それでは、もうしばらくの寒い時期を元気に乗り切りましょう(^-^)
舞台公演を振り返って②
おっと今年もあと3日!
前回の日記で「年内に今年出演した舞台を振り返る」と書いてから、油断してたら年があけちゃう!ってな訳で慌てて(笑)振り返りの続き。
11月の後半には、もう一つ舞台に出演。こちらは今年の5月にもお世話になった「東京ノ温度」さんの第6回公演、『ひやっきやぎよう』(漢字だと、百鬼夜行ですが)その名の通り(^。^)?妖怪たちが集う会員制バーで繰り広げられるドタバタ社会派コメディ。
こちらの稽古には実質一週間の参加で、その前の本番が終わった直後に合流という無謀なスケジュール(^◇^;)体調などコンディションの調整もあり、かなり迷った末に出演を決めた。
結果、うん、出て良かった(o^^o)
5月に出た時も、夏に別の作品を見た時も思ったけど、作・演出の川島さんワールドは非常に明確。目指す所がハッキリしているから、稽古期間が短くてもどこかで大丈夫と予感してた。
とはいえ、思った以上の長台詞が中々身体に染みなくて小屋入りしてから本番2日目くらいまではかなり焦っておりました(^_^;)しかもマルサの女的な役所勤めの、論理的思考力もある役だった。今まであまり頂かないタイプの役だったけど、好評の声が多くて嬉しかったです。
ここの芝居は、現実では起こりえないような設定を全力で信じ、普段の1.5倍のスピードで台詞を喋る。
11月前半に出演した舞台は、リアルな感情のやり取りを重視する手法で創っていったから、ある意味真逆な演劇のようではあるが、実はそうでもない。コメディとして描かれている世界の内側には切実なものがあって、やっぱりリアルがあって。笑ったり、くだらないやり取りを楽しんで観ながらも、作品に込められてるものに気づく人も沢山いる、という創り。
これは芝居ならではの観客へのアプローチだなぁと思うのです。作家の言いたいメッセージを直接語りたいだけなら、演説でも良いし、文章で発表する手段もあると思う。そうではなく、その場の臨場感と共に、行われるやり取りを楽しんで観てもらいながら、日常では見過ごしてしまってる感覚や視点に、観客がいつのまにか出会ってる、みたいなのが素敵と思うし、そんな演劇の可能性を信じていたい。
来年もそんな作品に関わっていきたい。お芝居をする事と日常のバランスの取り方は、まだまだ模索しつつだけど、続けて行きます。
取り急ぎ、駆け足で振り返りました。
応援くださって皆さまに心から感謝です!
来年もどうぞ、よろしくお願いします(*^_^*)
舞台出演を振り返って①
全くブログを更新出来ないまま、はや12月。
先日日比谷公園に行く機会があったのだけど、見事に紅葉してて綺麗だった。
10月には舞踏の公演の後、11月には前半に一つ、中10日でもう一つの芝居の公演と約2ヶ月で3つの舞台に出演。夢中で走り抜けた感じだったので少し振り返ってみようと思う。
11月の芝居は昨年、演技のトレーニングを受け直す為に通っていた、スクールの主催者の呼びかけの元に集まった仲間達と共演の舞台。
作品の読解と分析に時間を取り、登場人物の行動や欲求、イメージを探る稽古を積み重ねた後に、台詞を話し始める、という創作手法。これを体験しておきたかったのが出演を決めた理由の一つ。
というのは、今まで関わった多くの場が、作品の読解から登場人物の気持ちや行動の流れまで、出演者個々それぞれが考えて来たものを、演出家が取捨選択や軌道修正、ないしは、何かを少し付け加えて創るやり方を取っていた。このやり方は俳優の自由度が一見大きそうではあるが、作品の分析や役の立ち上げ方が、個々に任され過ぎてしまってる弊害として、共演者同士のシーンのイメージが時に食い違ったまま、力関係やアイディアの面白さの優劣等によって、作品が創られていってしまうこと。演出家のビジョンがハッキリしている場合は良いが、そうでない時は、バラバラで統一の取れない、個人芸同士のやりとりになってしまう危険があると感じていた。
今回の稽古のステップを経ると、出演者全員が作品の向かう所を、かなり共有出来る。これはある意味当たり前なのだけど、ね。その分稽古に時間かかるから、省略せざるを得ない現場の方が多い気がするなぁ。
それと、台詞を話す以前の欲求を探る時に、即興の感覚を使う手法を得たのも、良かったことの一つ。
作品自体は、壊れた親子関係や死と向き合って感じる生の価値などを取り上げていた為、テーマが重いと感じた方もいたようだ。親子のやり取りに泣けた、とか、生きることを捉え直そうと思うとか、8人の人物それぞれの人生が描かれていて面白かった、という温かい感想も頂いた。
個人的な反省は色々ある。演じる役の欲求や、娘役とのやりとりで生まれる感情の動きに関しては、かなり早い段階から掴めた感覚が多かったのに対し、立ち居振る舞いや所作、感情をどこまで出すかのコントロールの按配など含め、外から見える役の造形は、道半ば、だったように思う。
、、、続く。
7月はギッシリ
久々のブログです(^_^;)
7月は先生としてのお仕事を沢山やらせて頂きました。一つは8年目になった、小学校でフランス語の講師のお仕事。
もう一つは、昨年研修を受けて3月から始まったスピーチトレーニング講師のお仕事。こちらは5回を重ねました。今日は、このメソッドを作った師匠から珍しくお言葉を頂いた。『大分落ち着いて、的確にアドバイス出来るようになって来たね』だって。まだまだですけど、見ててくれる方からの言葉は有難いですね。
人前で話すのが苦手な人がこれだけ多いというのがわかってきた。というか、日本では学校でも会社でも、そういう教育受けてないのだから、苦手なの当たり前なのよね。そして演劇をやっていく中で身に付けた身体や声、即興力強化のトレーニングが、多くの人の役に立つというのを知って、何とも嬉しくて、とてもやりがいのあるお仕事になって来ています。
悩みとしては中々まとめてお休みが出来ないこと。その分、時間の取れた時は思いっきりリフレッシュ。先週訪れた鎌倉、報国寺は最高に気持ち良かった。
この夏、もう一回位旅に出たいけど行けるかな、次は最近ゆっくり行けてない内房の旅に出たいです。
故郷って
盛り沢山の4月を過ごしております。
最近年齢のせいか時間の過ぎ去る速さをヒシヒシと感じる(^^;;
今日は誘われて、アースデイのイベントが開催されてる代々木公園へ。
様々なお店やブースが出ていましたが、その中の1つアレッポ石鹸のブースに立ち寄った。
今は戦争のせいで工場の一部が壊されて、アレッポで石鹸作るのができなくなって別の街で製造を続けているのだそう。まだ平和だった頃の数年前、そこで石鹸を作る工程の映像はとても楽しく素朴で微笑ましかった。
そこで開催されてたヨルダンにホームステイした学生の発表や、支援団体によるシリア難民のレポートも聴いてきました。
ヨルダンに避難したシリア人の一家のお父さんが、第三国アメリカに避難できるのを断って、ヨルダンにとどまる事を選択した話が紹介されてた。ヨルダンの暮らしは仕事もなくて生活も厳しいのに、何故?シリアにいずれは戻りたいから。戻れる可能性を捨てたくないから。
ああ、故郷って、自分のいるべき場所への欲求って、人にとって本当にかけがえのないものなんだなって、心に沁みた。
20代で家を出て以来、色んな街に引っ越して暮らして来た自分にとって、故郷ってなんだろうって、改めて考えてみると、、、
やっぱり二十歳まで過ごした深谷は、特別な街かな。そこにはもう殆ど親しい友達は居ないし、大して出歩かない娘だったからそんなに色んな場所を知らないけれど。
実家の周りの神社や、犬の散歩途中に見たケヤキの木や土手の桜が、ある美しい「時の断片」のように心に蘇ってくることがある。
私を地球に繋ぎ止めてるものは何か。
やっぱり、何処かを、誰かを大切だって思う気持ち、なんだよなぁ。
時は移りゆく。変わりゆく。輝く時を過ごせるのも一瞬でしかなくて。だから全てが愛おしいんだよね。大事に味わって生きて生きたいな、と今日も思ったのでした。
明日はそんな深谷に役者系の仲間数人が遊びに来る事になった。何か発動できるかなぁ、どう転ぶかまだわからない、ドキドキ、えーと、まずは寝ますね( ´ ▽ ` )(_ _).。o○