プラムからのマイケル・チェーホフ
演劇三昧のゴールデンウィーク。
4/28に「プラムの熟すとき」が終演し、翌日からマイケル・チェーホフのワークショップに参加。昨日が5日目で最終日でした。
主催は秋江智文さん。マイケル・チェーホフ・ヨーロッパから講師を招いてのワークショップ。昨年に続き、ウルリッヒ・マイヤーホーシユ先生が担当。全7ステップあるうちの今年は2つめの ~モジュール プログラム~「モジュールⅡ『躍動する空間』」
「アトモスフィア」についてがテーマでした。日本語にしたら雰囲気と訳せるのだけど、「場の空気」であったり、「個人のまとう空気」と捉えるほうがしっくりくる。
沸騰したオリーブオイルの中を歩く、というのやってて、顔が紅くなって頭がガンガンした時の写真がコレ(笑)
アトモスフィアを想像し、そこに生きると体も変化する。声の出所も変わる。自分で何かしなくても、変化する。役を生きる上でヒントになる。
ここで得たものをどう使うか、この感覚をどう継続するか。
自分のコンディションは、本番直後の疲労と体調不良で正直参加するのがギリギリの状態だったが、無理しても参加してよかった。素晴らしい芸術的な5日間。
心地いいところで満足しないこと、自分の力をもっと信じること、もっと上を目指す事、などのメッセージも頂く。はいっ、その通りです( ・∇・)
「プラムの熟すとき」終演。
江戸川橋の絵空箱にて上演致しました「プラムの熟すとき」は28日に千秋楽を迎えました。
足を運んでくださったお客様、応援いただいた皆さま、ありがとうございました!
演出家を立てない女優4人での共同創作で、この規模での上演は、私にとっては初めての試みでドキドキでした。
それ故、照明、音楽、舞監、の強力なスタッフ陣には感謝してもしきれないです。稽古場で生まれたものが私達を超え、お客様の所に届くものかどうか、その視点を沢山頂きました。
それと、撮影してもらった通し稽古の写真にも目指す方向へのヒントを貰いました。
そんな様々な支えのもと、終わりまで漕ぎ着けました!感謝感激。
一年以上前にスタートしたプロジェクトでしたが、正直なところ、途中では、迷いも紆余曲折もありました。それでも諦めずに取り組んで良かったと今は思います。自分の木の枝が、少し広がったり伸びたりした感じかな(*´-`)
そんな刺激をくれた仲間が見つかった事をありがたく思います。はい!
というわけで、稽古場の写真も含め、いくつかアップ。
またお会い出来るのを楽しみに(╹◡╹)
プラムの熟すとき 開演
こんにちは!
すっかりブログの更新をサボっていました(^_^;)
本日 4月26から28日に本番の公演があります。
アルゼンチン発の作品の日本初上演です(^^)
女優4人による演出家不在の共同作業という珍しい形をとっております!
ゴールデンウィーク前の週末、是非「プラム」を味わっていただけたら幸いです。
ツイッターアカウントはnanayokurata
「プラムの熟す時」
アリステイス ・バルガス作 / 仮屋浩子訳
男不在の女だけの家に住んでいたころを思い出すある姉妹。祖母、大叔母、母、叔母、女中を生きづらさから救うために姉妹は子供時代にある奇跡を起こす。
日程 4月26日(金) 19:30
27日(土)14:30 / 19:30
28日(日)13:30 / 18:30
前売り 3,000円
当日 3,300円
※共にワンドリンク付
会場 絵空箱
江戸川橋徒歩 2分
〒162-0801 東京都新宿区山吹町361
「さわれみの空 」終演
今年初めての公演が2/15に終わりました。
平日二回のみの本番で、初日と楽日のみというちょっと切ない日程でしたが、とても充実した時間を過ごす事が出来ました。
稽古の回数が少ない分、台本から探ったり、演出で貰った事を身体に落とす為に考えたり、ここ数週間は、ずっと宿題を抱えた状態だったけど(°▽°)初日のお客さんから教えて貰うこともあったし、演出からの指摘からの反省点で改良したりして、2日目はヒリヒリする本番の時間を、より深く生きられた感覚がありました。
素敵な感想も色々いただけて、幸せ物です、ホント。
舞台美術の絵の1つ、亀さん。
また年内に再演の話もあるので、またご案内も出来たらと思っておりまする。
もういい大人なんだから、逞しく開き直ってやっていこう、と心に決めた今年の1本目でした(o^^o)
九州旅行 熊本編
ブログ書く書く詐欺ではないが、3月末に旅してから4カ月、熊本訪問編の記事。何故にここまで間が空いてしまったのか。バカバカ!
霧島編を書いた翌日から、すぐ映像の撮影スケジュールだったり、友人が訪日したり、セミナーの仕事だったりとバタバタとなり、その後6月に芝居、7月には小学校でフランス語教室がね(^_^;)と言い訳しつつ、読みたいというリクエストも頂いたので嬉しくて、書きます(笑)
その日、霧島市の友人宅で朝を迎えた私は、友人の作ってくれた朝ご飯を頂き、夜更かしに付き合わせてしまった友人の旦那さんの出勤を一緒に見送り、猫2匹に別れを告げ友人の車でバスの乗り場へ送ってもらう。鹿児島空港から熊本へバスで移動する為だ。鹿児島の友人にお世話になったうえに、今度は熊本の友人にお世話になりに行くという図々しさ(^_^;)
バスに揺られること約2時間。熊本ではMさんがバス停でスタンバイして私をピックアップ。有り難や〜。変わってないね、とお互い言いながら、連れて行ってもらったのはココです。ドーン赤牛のハンバーグ!
このお店は、とびきり美味しいということで、友達が予約しててくれただけあって、ホントに。ふわふわのハンバーグで牛さんの味はしっかり。友人は常連らしくお店の人にビーフカレーもサービスしてもらった(^^)
その後は苺狩りへ。受付着くなり、ココでも親しそうにお店の人と挨拶してる友人。まさに庭を案内されてるよう(笑)高級品の白イチゴが食べられました。
その後は阿蘇へ。
まだ地震の後が残る山肌や、仮設住宅を車の窓から見て、ああ、ホントに大変だったし、今もまだ大変な方がいると改めて感じる。地震からしばらくの間、友人と友人のお母様は車の中で過ごしていたらしい。「いや、もっと大変な人いたしね、」とサバサバ明るく語る彼女。うん、やっぱり九州の貴女たちは逞しいです、軟弱な自分の精神を密かに恥じる。
阿蘇の眺望は最高!さらに足を伸ばしてくれて白川水郷へ。なんと清らかな美しさ。湧き水の湧き出る様をいつまでも見ていたいほど。まさに阿蘇の天然水!
その後はペンションもやってるオーナーさんのドイツのオモチャが置いてある可愛いカフェへ。
ここでもお店の人と親しげにお喋りする友人。どこまで知り合いが多いんだ!行くところ行くところ顔馴染みだらけだったらお出かけも楽しいよね。見習いたい。
あちこち連れて行ってもらって夕方になって、友人のお母様の待つお宅へ。今夜はこちらにお世話になります、お母さん。
夕ご飯作ってくれて待っててくれて、布団も用意してくれてて。
ホテルに泊まるとこういう温かみはないもんね。ホントに幸せ者です。
美味しいご飯と、阿蘇の馬刺しさんとビールをちょっと頂いたら、あっという間に睡魔に襲われてしまってゴメンなさい(*´∀`*)
普段寝つき良い方ではないのに、自分の家にいるよりぐっすり眠ってしまったよ。とても居心地の良いお家だったから。Mさん、お母さま、ホント楽しかった!すっかりお世話になりました。
二泊三日でしたが、中身の濃いパワーをたっぷり貰う旅でした。
あの時は久々の友人の再会で刺激もらって、読書しよう!行動力や社交性を見習おう!と思ってから、はや4カ月。どれくらい実行出来ているかなぁ。読書熱はまだ覚めてないです。社交性はね、まぁ努力しよう。もっと愛想よくね、人に好かれるようにね、時々そう思いつつなかなか出来ない(^^;;
海と島と魚と
三連休の時のこと。
観劇のお誘いがいくつかあったのだが、都内から無性に離れたくて、ごめんなさいして…
買ってしまったのですー、はい。
京急の「みさきまぐろ切符」!
コスパ半端ない、元確実にとれます、との噂には聞いていたが往復の電車、乗り放題のバス、加盟店での食事、プラス千円分程使える「おもいで券」が付いていてと、優れモノであった。
三浦海岸駅で下車。ランチのお店も良いタイミングで入れて、新鮮なお魚堪能。
その後は三崎口からバスを乗り継いで城ヶ島へ。小さな島ですが、趣きがあります。灯台周辺からの景色。
その後は海の見えるお風呂も寄りました。海キラキラでした。
あ、余談だけど、立ち寄った焼きハマグリ屋の強烈パワフルなおばちゃんが、何やら大声で話してるので、見ると佐々木蔵之介さんが歩いてる。足長っ!顔小さっ!おばちゃんが自分とこの駐車場をロケ用に解放してあげたみたいで、すごい親しげに話しかけてて、蔵之介さんは当惑気味の苦笑い、内心笑ってしまいました。
暑い一日だったけど海と海の幸からパワー貰いました。京急さん、また近いうちお世話になりますね。
「しゃーろっきあん」終演
「東京ノ温度」第8回公演『しゃーろっきあん』日曜に無事終演しました。応援頂いた皆様ありがとうございました。
この集まりには今回3回目の参加だったので、以前共演したメンバーとの再会やら、初参加のメンバーに刺激を受けたりの濃い時間を過ごしました。
シャーロック・ホームズに憧れる駆け出しの探偵が事件を解決する中で起きるミステリータッチのドタバタコメディ。
私の役は、古いお屋敷に住み、外国人の夫を持つジェームズ・多賀子という依頼人。突如持ち上がった屋敷の売却話の謎解明を探偵さんに依頼します。今回は、自分から何か可笑しな事をするというより周りで起きる出来事に翻弄される役。なので必死に反応する結果、可笑しな勘違いをしたり、目眩で倒れてしまったり(笑)封印してた過去と向き合って許せなかった父親を許すという、変化のある役。お客さんが何か受け取ってくれた時は、役者って幸せだなぁとしみじみ。こういう役は、いつも頂ける訳ではないので、続けて行く中でたまたま頂いたギフトだなぁと思いながら、演じてました。
主宰の川島さんは、前の公演からのインターバル約二週間でこの台本書き上げたという。どんな脳内してるんだろう(尊敬)
娘の瑞穂役のせとうちゃんがくれた美白効果効いた写真(笑)
後半で明かされる、実は姪だった村山清美役の三浦さきちゃん。これもアプリが(笑)
栗山さん役の麻里央さんと。背の高さとダイナミックさが憧れ。
実は黒幕だった上原不動産の珠代さん役の奈緒美ちゃんと。滑舌綺麗なのに普段はダンサーさんだというから驚き!天は二物も三物も与えるのだなぁ。後ろに主役のいつみちやんが写り込んでいます(^^)
出演者全員紹介したいけど、今日のところは初共演の方を中心に書いてみました(^_-)
皆さま本当にありがとうございました!
短編連続ドラマ
3月から自主制作の短編映像作品に関わっています(^-^)
2週に一本ほどのペースで撮っていて、今週も撮影がありました。
演劇と違って映像は、稽古の時間が僅かなので、集中力、瞬発力、柔軟性、瞬間記憶力、即興力などが求められます。あ、あと何よりリアルな感覚ですね。
終わると毎回グッタリ(^_^;)
でも、毎回とても楽しくてワクワクして、素敵な監督や仲間達と創っていて幸せです。有難や〜。
写真は今週に撮影した回に関わってたメンバー。他にも、今回出ていない魅力的な仲間がいます。
まとまって仕上がったらホームページなどで公開される予定ですので、またお知らせします(^^)
再会の季節①霧島篇
またもや更新滞ったまま、4月も終わってしまう(;'∀')
このしばらくの間は、素敵な再会が続いて書くことがありすぎたんです。
まず、3月に九州に旅行してきました!
実はワタシ、20代の頃に数年間寮生活をしていた時期があって、その頃の友人が何人か九州に住んでいるんです。
その友人のひとり、熊本のMさんが「3月に東京に行く予定だったんだけど都合つかなくて諦めたわ」と残念そうにLINEしてきたので、「あ、じゃ私が会いにいこうか~なんてねっ」と冗談交じりに返してみたら、「いつ来れる?飛行機取れた?早くした方が安いよ~!!」と猛烈プッシュ(笑)
あれよあれよと仕事の都合もつき、2泊3日で行けるかも!という状況になった。この時点でまだ若干迷っていた私に、「ごめん、金曜はこっちが仕事抜けらないから、鹿児島のKちゃんち行って泊めて貰うといいよ!」と勝手にツアーコーディネートですっ。
「さすがにKちゃんとは20年くらい会ってないし連絡もほぼ取ってないし、悪いよ。旦那さんもいらっしゃるし~。」という私の遠慮めいた発言はまるで無視され、翌日には鹿児島の友人から「いつ来る?何時の便?もちろん泊まっていいよ」と連絡(笑)。
いやいや、凄すぎるでしょ、あなたたち!もう行くしかないと私も腹をくくり格安チケットのサイトへ。演劇を始めて以来、それらに付随すること以外の欲求はかなり控えつつ生きていたのですが、たまには、心に栄養だよね、と言い聞かせてポチッ。
でも最近すごく安く行けるようになってるのですね、驚きました。
さて当日、久々の飛行機にすっかり舞い上がり、窓に張り付いたまま(子供かよ)
早起きで寝不足のまま鹿児島空港へ。
空港には、20年来の友達が昔の面影のまま待っていてくれました。懐かしい!
そのまま彼女の車で城山公園へ。桜島を見ながら、ちょうど満開の桜を愛でつつ、お手製のお弁当をご馳走になるという、おもてなしを受ける。本当に、良き友がいて幸せ者ですね。
その後は霧島神宮でご神木を見て心を清め、近くの足湯でリラックス。夜は、仕事帰りのご主人と三人で鹿児島名物の豚しゃぶをご馳走になりました。
その間も話は途切れることなく続いていたのですが、夜も更けて、名物の灰汁巻きというお菓子を頂きつつ、やはり話題に出てきたのが、最近読んだ本の話。
もともと彼女も私も本が好きで、昔はよく読書した本についてお互いに話したりしていたのです。彼女はそこが全く衰えてなくて。読書ノートを引っ張り出して語りつつ、おすすめの作家や本をメモしてくれました。
最近の作家さんの本はあまり読んでなかったのだけど、東京戻ってから5冊めですよ。面白いのすすめてくれてありがとう。ほんとにKちゃんのおかげだよ。
沢山の栄養と刺激貰いました。
そして翌日はMさんの待つ熊本へ。
まだまだ長くなるので、続きはまた次回に(^^)//
新春青春シャンソンショー
新しい年が始まって早くも20日。
だんだん新年モードも落ち着き、普段の感覚になってきました、いやちょっと待て、今年の目標もまともに考えてないではないか(^_^;)
忘れないうちにいくつか挙げておこう。
大きな目標は、「俳優としての自分を磨く」中で「素敵な作品を届けること」は今年も変わりなくて。
その上で、もう少し具体的な目標。
1、身体をもう少し鍛える
2、感性を刺激するものに触れる
3、友人、知人と交流する時間増やす
4、読書増やす
まずは、こんな感じかな。うーむー何かが足りないような( ・∇・)
ま、とりあえず、今月はフットワーク軽く動いております。
俳優仲間の通常稽古にお邪魔して刺激もらったり、スピーチセミナーの勉強会で、またやる気になったり。
新宿御苑をゆっくり歩いたり、友人達総出のビートルズ三昧のライブ行って、大勢の友達と再会したり。
あと、先日は落語に行きました!立川志らくさんのお弟子さん、らく次さんの真打昇進披露会。
兄弟子さん達の短めの落語や珍しいゲストさんの演目もついて、大トリは、らく次さん。偶然にも昨年、結城座の人形劇で観てたのと同じ、「文七元結」という江戸の人情噺。登場人物10人以上を独りで演じ分ける落語ってやっぱり凄いよね。枕から本編に入る時の空気の変化、演じ分ける身体の感覚の変化、スピード、芸術的です。師匠の口上によると、らく次さんは、とても骨太で若手では上手い方だそう。その上で、弾んだ面白さや魅力は、これから、まだまだ、なのですって。
芝居やっててもそうだよね、基本があってこその崩す、弾ける、でもあるし、整然と役の設定を通そうとしたら、面白くなくなる事もあるし。
昨日は「東京ノ温度」でお世話になってる川島さん出演の芝居観てきました。「東京マカリスター 」さんの公演です。こちらは、主宰作家の井上テテさんの当日パンフ文曰く、ある意味若かったからこそ書けた世界だそうです。おそらく戯曲の構成云々とか、シナリオとはこうあるべき、とか、そういう事は抜きにして、極端な登場人物達の設定、非日常的な展開がビシバシ続く。それでいて現代社会のリアルな部分も風刺も含まれてて、面白かった。
教わったり勉強したり、も必要だけど、直感や型破りの感覚も必要だよね。
私も歳重ねたからこそ、開き直って出来ることに挑戦したいと思った。ので、目標にも追加しとこう。
5、苦手なこと、コワイこと、恥ずかしい事に勇気を出して挑戦する。(小学生みたいだな(笑)
それでは、もうしばらくの寒い時期を元気に乗り切りましょう(^-^)