紀伊国屋公演「アレキサンドル昇天 青木繁神話の棲み処」
残暑お見舞い申し上げます。
7月の岸田理生フェスは無事終わり、翌日から9月紀伊国屋ホールで上演のオフィスワンダーランド制作の稽古に突入。今年は、3月、5月、7月と舞台が有って幸せでしたが若干バタバタしてブログのアップが滞りがち(^_^;)
目下、パワフルなメンバーと毎日稽古に明け暮れております。
さて、次回作は芸大出身の夭折の洋画家 青木繁を題材にしたお話です。
先日出演者の皆と訪れたら、いやはや神話のように美しい海が広がっ ていました。
その昔、鮪漁で栄えていた頃は、金箔の神輿を海に沈める程の祭りが行われていたこの街も、今は過疎化が進み小学校が閉校になったりしているそう。なんだか淋しい。
こんな素敵な場所があると沢山の方に知って貰いたい。そんな想いを強く抱いて稽古に臨んでいます(^_-)
オフィスワンダーランド
「アレキサンドル昇天 青木繁・神話の棲み処」
作・演出 竹内一郎
9月3日(木)~6日(日)
@新宿 紀伊國屋ホール
3木 14:00(公開ゲネプロ)
19:00→●余裕あり
4金 19:00→●余裕あり
5土 14:00→▲お早めに!
6日 14:00→●余裕あり
全席指定 4000円/当日4300円 学生2500円
※公開ゲネプロは2800円です
※受付開始は開演の1時間前、開場は開演の30分前です。
お問い合わせ、ご予約は、ななよ宛にご連絡くだいませ(^o^)
料理人part2 という作品
今から10年少し前、岸田理生という劇作家がいました。寺山修司が主催する天井桟敷に参加し、寺山修司との共作も多数発表していた才能溢れる女流作家さん。
同時代に演劇に関わっておらず歴史を共有していないのは申し訳ないことなのですが…。
若くして病で亡くなった 理生さんを偲ぶ所縁の方達が立ち上げた理生フェスティバルというのがあります。様々なご縁の糸が紡がれ、今年初めて参加させて頂くことになりました。亡くなってしばらく経っても、脈々とこのような会が続いていくのって、つまり。深く?強く?永く?どんな風に愛されて来た女性なのかしら、と単純にとっても興味が湧きます。
最近関わる事が多かった時代背景や人物設定が強い作品とは、一味も二味も違う独特の理生さんワールド。その代表作の「料理人」の改訂版。
口に入れられる食べ物が世の中に一つも存在しなくなった、ちょっと寒々しい架空の世界が舞台となっています。
敬愛する先輩や仲間との共演が刺激的で楽しい稽古。忙しい皆は中々揃わないけど、それもいいんですよね。
結局寄り添っても、何も始まらないのが表現の世界なのだから。
7/18&19,20お時間ある方は是非。ななよ宛にメッセージお待ちしていまーす。
今と、これからと
梅雨真っ只中ですね。しとしと ぴちゃぴちゃ。
日曜日から風邪をひき、いつもより予定を入れずセーブして過ごした一週間。
熱は出なかったけど気管支炎になりかけてたから、早々医者に行って薬貰って正解。
バイト早退したり休んだりしたのもここ2年でほぼ初めてなので、どうすればいいんだっけ、誰に連絡するんだー??と、キョトン😅、周りの方がムリしなくていいよー、なんて言って優しいのでちょっと驚いてしまいました。
演劇の稽古だったらこうは行かないもん。風邪ひいて休むなんて、恥、というか、体調不良で休むのは、意識が低いって思われてしまったりするので、言い出しにくいし。やっぱり多少体育会系なのかな、演劇会って、今も(笑)
と、まあ。さておき。
早寝の習慣がついてくると23時回ると眠くなる。朝は早く目覚める、三食ちゃんと食べる。
悪くないなー☺️夏に向けてドンドン予定が詰まってくるのでリズムの整った生活をしよう。
そんな今日は、病み上がり途中ながら、久しぶりのお仕事以外のお出かけでした。
神楽坂のお蕎麦やさんでお友達との集い。違う分野で活躍してる方と話すと刺激貰う。色んな世界を知ってる方と話すと特にそう。楽しいひと時でした。
そんな会話の合間に気かれた言葉。
「夢は何ですか」
今日はこの問いかけにすぐに答えられなかった自分が居た。
今年はお誘いして貰って出演させて頂く舞台が、3月、5月ときて7月で3本目。
幸せな事と思う。やめようと思ってたバイト先からもお休みのOK貰えたり、応援してくださる方もいたり。これは、続けせて貰えているという、有難い、今の地点の環境。
さて、でも、これからの夢は?
と聞かれた時、まだハッキリ見えていない何かがもっとある、という気がした。
そこはもっと光りが強い所で。もっと自分という命の力が、周りを明るく照らせるような。もっと空気が澄んでる場所。
何処かに行くというより、自分が創るのかな、、、
漠然としたイメージがもう少しクリアに浮かんだら、また言葉にしてみます。
おっと、また夜更かしに戻っちやう。おやすみなさい☺️
紫陽花日和 No.2
すこしずつ
土曜日は千葉でバイト後、総武線の真逆側の高円寺へ小さな旅。三月に共演したユカコの舞台の観劇に行く。
初めて観る文月堂さんという団体の公演。江戸の人情と侠気と賑やかさのある作品で心暖まるお話でした。
ユカコは美しく、情愛の深さが滲む、吉原の遊女を素敵に演じてました。
反省含め勉強になったのは、衣装が全員着物の場合、着付けや身体の姿勢に慣れてるかどうかの差がかなり見えちゃう、という点。
現代人は全体的に腰高いし手足長いし。
意識して身体の持ち方変えないと、雰囲気や人物造形の助けとして衣装が働かなかったりする。
自分がやってると一杯一杯で(^_^;)なかなか難しいが、がんばろー。9月の紀伊国屋の舞台、着物の可能性高い。やっぱ時々着ないと‼︎
帰り道に途中下車して、映画監督のKさんと役者のA君が呑んでる席にちょっと顔出し。久しぶりで嬉しかった。着々と人間関係を築いて創りたい世界へ。一歩ずつ、を踏み進めて行くKさんの話を聞くと、いつも尊敬する。何事も粘り強く着々と。続けていかなきゃ意味がない。ちなみに、フランス語で 少しずつ=petit à petit と言うのだけど、ぷちたぷち という言葉の響き可愛いらしい、と思うの。わたしだけ(^_-)?